Posts Tagged ‘server’

(おそらく)サーバをたくさん並べるのは流行らない

August 5th, 2010 by naoya | 3 Comments | Filed in day

これからの時代、(おそらく)サーバをたくさん並べるのは流行らないと思っています。

その理由は、次のとおりです。

  • 最近のサーバには、かなりの大量のメモリが搭載できる
  • CPU の処理速度もマルチコア化がかなり進んでいて上がっている
  • 仮想化技術が当たり前のようになっていてサーバのリソースをまんべんなく使えるようになっている
  • 最初のボトルネックになりがちだったディスクも SSD や Fusion I/O を搭載できる
  • ラックの最大許容電力の問題

具体的な例をあげてみましょう。いつもこのブログでは DELL サーバを例にとっているので、今回は HP のサーバを例にとってみます。

例えば、HP の ProLiant DL360 G7 では、最大次のような仕様になっています。

  • サイズ: 1U
  • CPU: Xeon 5500/5600番台 x 2
  • Memory: 192GB (DDR3、18 スロット)
  • Disk: 2.5 SAS/SATA x 8
  • NIC: 4ポート
  • PCI Express: 2 スロット

このサーバを、次のスペックで見積もってみると、約67万円くらいでした。

  • CPU: Xeon L5520 x 2
  • Memory: 48GB
  • Disk: 120GB 2.5 inch x 2

いっけん高いようにみえますが、比較するべきは、次のようなスペックのマシンを2台購入したときとのコストの比較になると思います。

  • CPU: Xeon L5520 x 1
  • Memory: 24GB
  • Disk: 120GB 2.5inch x 1

もちろん、マシンは機械である以上故障はするので、故障のリスクも考えないといけませんが、できる限りマシンは減らした方がサーバの運営管理コストは下がるので、量と質の問題を考えなければいけません。

さらに、4U の ProLiant GL580 G7 というサーバには、メモリをなんと最大 1TB まで搭載できます。コストは相当なかかると思いますが、コストはイニシャルコストとランニングコストのバランスの問題になってくるはずです。

すこし前までは、メモリが足りない、ディスクが遅い、などの理由で、多数の 1U サーバを並べる傾向が強かったような気がしています。

さらにクラウドでも、同じような傾向があります。クラウド大手の Amazon EC2 をみてみると、High Memory Instance として次の 3 種類が提供されています。

  • High-Memory Extra Large Instance 17.1 GB memory, 6.5 ECU (2 virtual cores with 3.25 EC2 Compute Units each), 420 GB of local instance storage, 64-bit platform
  • High-Memory Double Extra Large Instance 34.2 GB of memory, 13 EC2 Compute Units (4 virtual cores with 3.25 EC2 Compute Units each), 850 GB of local instance storage, 64-bit platform
  • High-Memory Quadruple Extra Large Instance 68.4 GB of memory, 26 EC2 Compute Units (8 virtual cores with 3.25 EC2 Compute Units each), 1690 GB of local instance storage, 64-bit platform

Quadruple Extra Large を選択すると、なんと 68.4GB メモリが搭載されています。

価格は、現時点で次のとおりです。(US – N.California, Linux の場合)

  • Extra Large: $0.57 per hour
  • Double Extra Large: $1.34 per hour
  • Quadruple Extra Large: $2.68 per hour

Extra Large と Quadruple Extra Large の価格差は約 4.7 倍程度で、おおよそ実際のスペックと同じ比率になっています(若干すこし高めの設定ですが)。

この価格なら、例えば Extra Large を 5 台並べるか、Quadruple Extra Large を 1 台にするか、どちらがいいのか考える必要があるでしょう。

もちろん、サーバが少ないときのデメリットも、サーバが1台ダウンしたときの影響が大きいが考えられます。

すこし前まではサーバの多く並べる傾向が強かったと思います。

ただ、これからの時代はどちらかというと、サーバをたくさん並べるよりも、処理能力の高いサーバを少なく並べる傾向が強くなってくると思います。

つまり、僕はできる限り多くの同時リクエストを1台のサーバでさばく、そんな時代になってくると思うので、その流れにあった技術を身につけるのが重要になるのではないかと思います。

Tags:

サーバの消費電力 -NEC サーバ編-

January 27th, 2010 by naoya | No Comments | Filed in day

いつも、DELL サーバばかりのエントリばかりだったので、今回は久しぶりに違う内容をエントリします。

NEC サーバの 1U サーバの NEC Express 5800 シリーズの 2 種類の消費電力を測定する機会があったので、計測結果を紹介します。

計測方法は、前回の DELL サーバのときと同じクランプメーターで測定しました。

NEC Express 5800/R120a-1

  • CPU: Intel Xeon X5570 2.93GHz x 2
  • Memory: 32GB
  • HDD: Seagate Savvio ST973452SSS SAS 60GB x 6 (ハードウェア RAID 0)
  • Power: 冗長電源付き(2系統に電源が入っている場合、方側の電源を抜くともう片側に2倍の電力がかかる)
  • 消費電力 idle: 0.86A
  • 消費電力 max: 1.74A

NEC Express 5800/120Rh-1

  • CPU: Intel Xeon E5420 x 1
  • Memory: 8GB
  • HDD: Western Digital SATA 160GB x 1
  • Power: 冗長電源なし
  • 消費電力 idle: 1.76A
  • 消費電力 max: 2.10A

Xeon E5420 は、Intel のホームページを見ると 80w ですが、かなり消費電力が高いのが、特徴的でした。

サーバ本体の価格、消費電力、どちらをとるのか、サーバの用途によって決めていくのが重要だと思う今日この頃です。

Tags: